愛知大学地域政策学部の施設見学と賞味期限設定・保存技術について講演しました ~産学連携~
愛知大学の施設見学と賞味期限設定・保存技術について講演しました ~産学連携~
2026年7月3日、当社スタッフ3名で愛知大学地域政策学部の実習室を見学し、実験設備や教育プログラムについて、意見交換を行いました。また、「食品ロス削減に向けた賞味・消費期限設定と保存技術」をテーマに、当社スタッフが講義を行いました。
愛知大学地域政策学部では、食品加工について学ぶことができます。新商品の企画提案を進めているとのことです。商品開発の現場では、味や食感だけでなく、安全性・保存性・流通性まで含めた総合的な設計が求められます。
今回の講義では、当社が日々の分析業務や保存試験で培ってきた知見をもとに、食品ロス削減に触れながら、以下のような実務的な内容を解説しました。
【講義内容】
・食品ロス削減に向けた行政、企業の取り組み
食品ロス削減推進法の概要説明と食品メーカーの取り組み事例を紹介。
・賞味期限の科学的な設定方法
保存試験の実施方法、微生物・理化学・官能検査の実施方法、基準の考え方について解説。
・食品劣化制御の考え方
保存技術とハードル理論について解説。
・微生物の基礎知識
腐敗・変敗でよく問題になる微生物の種類と特徴について解説。
・水分活性、pHの概要とコントロール
微生物の増殖の抑制手法として、事例を交えながら解説。
・保存料・日持ち向上剤などの添加物の役割
劣化原因に応じた活用事例、組み合わせの相乗効果の考え方を解説。
・包装資材のバリア性と活用事例
積層構造、酸素・水蒸気透過度など、保存性への影響を解説。
・ガス充填(窒素・炭酸ガス置換)による品質保持技術
ガス置換包装について、具体的な活用事例を紹介。
これらの内容は、学生の皆さんが今後取り組む商品開発において、「何が原因で食品は劣化するのか」「どうすれば制御できるのか」を科学的に考えるための基礎となるものです。今回の講義が、学生の皆さんの商品開発の一助となれば幸いです。
今後も当社の技術を活用し、愛知大学の学生の皆さんの研究活動に貢献していきたいと考えています。


