培養液分析の受託を開始しました(水耕栽培/ロックウール栽培等)

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-養液栽培における培養液分析について-

 培養液は、植物が土壌を使わずに健やかに育つために欠かせない「液体の栄養源」です。水耕栽培やロックウール栽培など、土壌を使用しない養液栽培において利用され、植物の効率的な成長を促します。
 培養液の成分は植物の生育に直接影響を与えるため、pHEC(電気伝導率)・各種栄養素の濃度などを定期的にチェック・調整することが重要です。各栄養素はそれぞれ特定の生理機能を担っており、バランスが崩れると生育障害を引き起こす可能性があります。また、作物の種類や生育ステージによって最適な成分組成や濃度が異なるため、目的に応じた適切な管理が求められます。培養液を適切に管理することで、植物の健全な成長と収量の安定化が期待できます。当社では、培養液はもちろん、培養液の基となる肥料や原水(農業用水・地下水)についても分析を行っております。
 検査費用、納期、必要なサンプル量などの詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。また、サンプル容器の貸出も承っておりますので、ご希望の際はお申し付けください。
 当社は、計量証明事業所の登録に加え、ISO17025認定登録機関、水道GLP認定機関、食品衛生法に基づく登録検査機関として、高精度かつ信頼性の高いデータをご提供しております。食品検査や肥料分析においても多数の実績があり、確かな技術で皆様の栽培をサポートいたします。

【 培養液の成分分析 】
 培養液の主な分析項目(16項目セット)は以下のとおりです。
なお、表に記載のない項目(アンモニア態窒素、炭酸水素イオンなど)、酸化物換算表示(P₂O₅K₂O など)、および単位の変更(dS/mme/Lmmol/L など)にも対応可能です。変更をご希望の場合は、ご依頼時にご相談ください。



【 原水の水質検査 】
 原水の水質を数値で管理することで、培養液設計の最適化が図れ、無駄な追肥や生育障害のリスクを軽減できます。これにより、栽培の安定化と品質の向上が期待できます。
 原水の分析項目は、培養液と同様の分析項目に加え、以下の指標にもご留意ください。
 BOD(生物的酸素要求量)
 COD(化学的酸素要求量)
 これらの値が高い場合、培養液中の酸素が消費され、溶存酸素量が低下する可能性があります。特にBODが高い場合は、病原菌の混在により根に障害が生じることもあります。
 さらに近年では、PFASによる地下水汚染が社会的な課題となっており、水質管理における新たなリスクとして注目されています。当社ではPFAS分析サービスもご提供しておりますので、原水の水質チェックとあわせてぜひご活用ください。 

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