-食品中のPFAS分析の受託を開始しました-
「PFAS(ピーファス)」は、有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称です。撥水・撥油性、熱・化学的に安定した特性を示すことから、調理用器具のコーティング剤、界面活性剤、金属メッキ処理剤、泡消火剤等の幅広い用途で使用されてきました。しかし、難分解性及び生物蓄積があるため問題視され、欧米を中心に規制強化の動きが進んでいます。
経済協力開発機構(OECD)において約4,700 物質が特定されており、各国・各機関においてこれらの物質に関する管理の在り方が議論されています。
国内では、代表的物質のPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)について、2020年に水質管理の暫定目標値(PFOSとPFOA合計で50ng/L)に定められました。現時点では有害性に関する科学的な知見が不十分なため、法的拘束力を伴う規制のもととなる環境基準値にはなっていません。
海外においては米国環境保護庁(EPA)が2022年6月にガイドラインを発表し、PFASに関して規制強化を進めています。
また、PFASは水や土壌から農畜水産物などを介し、食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
当社は水試料だけでなく食品中のPFAS(PFOS、PFOA、PFHxS、PFNA、その他)についての分析に対応しています。
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当社はISO17025認定登録機関、水道GLP認定機関、食品衛生法の登録検査機関であり、信頼性の高いデータを提供しています。PFASに関しても、数多くの検査実績がありますので、お気軽にご相談ください。
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