分析機器の紹介(1)「HPLC-ICPMS装置」

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当社では、環境、水道、食品など幅広い分野の調査・分析を行っており、様々な測定機器を使っています。

今回はその中の化学形態別分析に用いるHPLC-ICPMS装置について紹介します。







・担当者コメント

HPLC-ICPMS装置とは、高速液体クロマトグラフ(HPLC)と誘導結合プラズマ質量分析装置(ICPMS)を接続した装置となります。

HPLCは試料中の成分を化学形態に分離することができ、ICPMSは無機元素を低濃度まで測定することができます。

これら2つを組み合わせることにより、化学形態別に低濃度まで測定することが可能となります。

分析対象の元素によっては化学形態により、毒性や生物への蓄積、環境中の挙動が大きく異なるため、化学形態別に分析することにより、元素全体ではなく正確に化学形態を定量し、リスクを正しく評価することができます。

当社では、動画中で紹介している米をはじめ海藻類や加工食品等に含まれる有害物質の測定を行っており、食や環境の「安全・安心」の創生に貢献しています。

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